入れ歯のお話

皆様、こんにちは。暖かさも日に日に増し、いよいよ春らしくなってきましたね。

 

最近ご利用者様と会話をしていると、入れ歯について悩んでいる方が多く見受けられます。

入れ歯は体の一部で、敏感な粘膜に囲まれてる口腔内では痛みや違和感もかなり気になるものです。

そして入れ歯は体に馴染むまでがとても大変で馴染む前に、合わないと使用するのをやめてしまう方が多いです。

しかし入れ歯を入れることは口だけでなく体にもとても大切なこと。

 

 

 

こんなにいいことがたくさんあります!!

1顎の位置が安定する。

2飲み込みやすくなる。⇒安全な食事ができる。

3意識がはっきりする。

4姿勢が安定する。

5平衡感覚を保つ。      

6発音がはっきりする。

7口元の若さを保つ。   など

 

 

 

欠損のままでかみ合わせがよくないと。。。

1認知症やうつになりやすくなる。

2誤嚥性肺炎を引き起こす。

3腰痛・肩こり

4運動機能低下→筋肉のバランスが崩れる    など

 

4で表記されているように、入れ歯運動は関係があります。

歯がしっかり噛みあうことで、平衡感覚が保たれ運動能力もあがります。

入れ歯を入れると歩幅が広く歩く速さも早くなりリズムも安定します。入れ歯をしてない時は転びやすくなると言われています。

私たちは日々無意識で嚙み合わせながらバランスを保てているのです。

 

 

 

 

入れ歯を快適に使う為には?

1まずは入れ歯を作った歯医者さんのご指導が一番です。入れ歯は一人一人オーダーメイドの為、不安に思う事があれば遠慮なく聞いてみしょう。

2お手入れはとても大切です。入れ歯の内側に食べかすなどが付着していると適合が悪くなり痛みも引き起こします。

 食事のたびにお茶碗を洗うのと同じ様に入れ歯も毎食後洗いましょう。

3金属のバネがある入れ歯は特にバネ部分に汚れが付着しやすいのと同時にバネのかかる歯にも汚れがたまりやすいです。入れ歯を安定させる為  

 にとても大切な歯ですので入れ歯を外して丁寧に磨きましょう。

4痛みが出たら我慢せず受診しましょう。歯茎はずっと同じ形な訳ではなく痩せたりむくんだり、周りにある歯の状態でも変わってきます。 

 それが入れ歯の不適合に影響する事があります。歯医者さんで調整してもらいましょう。

5就寝時は入れ歯を外し歯茎を休めましょう。入れ歯の変形を防ぐ為に一晩水につけておきましょう。

6唾液腺マッサージをしましょう。唾液は義歯と粘膜の間で潤滑油の働きをしています。口の中が乾燥してしまうと義歯が摩擦し痛みがでます。

 

 

 

 

入れ歯を快適に使い美味しい食事をしたり、運動能力を保ち全身の健康に繋げて行きましょう!

 

 

 

まちトレ上越 歯科衛生士:白砂